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【Excel】ヒストグラム

1学年の数学テストの得点分布表(サンプルデータ)をもとに、Excel でヒストグラム (histogram)を作成してみます。練習してみたい人は該当ページで表をコピーしてシートに貼りつけてください。[データ分析ツール] を使用するとあとの調整が面倒なので、ここではFREQUENCY関数を用いることにします。
 
Excelサンプルデータをシートにコピー
 
サンプルデータには氏名や性別も含まれていますが、ここで必要なのは C 列と F 列にある得点だけです。このデータから度数分布表をつくってみます。
 
Excel度数分布表を作成

Excel での読み取り方に合わせてデータ区間(階級)を設定します。参照するデータ区間は J 列です。FREQUENCY関数はデータ区間を縦に読み取り、下限を含めずに上限を含めます。上の例で区間 59 と 69 を読み取ると、区間 60-69 と判断します。どの区間を読み取っているのか分かりやすいように、左端 (H 列) に下限値を記入しておきます。また標識にはそれぞれの区間の中間値を記入しておきます。FREQUENCY関数は

FREQUENCY(データ範囲,区間範囲)

の形で入力すると、区間ごとの度数を返してくれます。セル L2 から L12 まで選択した状態でセル L2 に

=FREQUENCY(C2:F51,J3:J12)

と入力し、[Ctrl] + [Shift] + [Enter] キーを押すと、選択したセルにまとめて度数が書き込まれます。1つめの引数のデータ範囲は氏名や性別などの文字データも含めて指定していますが、数値以外は無視されるので問題ありません。次はこの度数分布表をもとに、ヒストグラムを作成してみます。
 
ヒストグラムの作成

標識と度数の範囲をまとめて選択し、[挿入] ⇒ [縦棒グラフ] ⇒ [その他の縦棒グラフ] の順に選択すると、グラフの選択画面が現れるので、上の図にあるような種類のグラフを選びます。次は縦棒同士の間の空白をなくしてみましょう。
 
幅を変更して棒グラフ同士の空白をなくす

棒グラフを右クリックして [データ系列の書式設定] を選択し、[系列のオプション] にある [要素の間隔] を 0 にします。枠線の色や塗り潰しの色などを好みに応じて適当に調整すると、次のようなヒストグラムが描かれるはずです。
 
ヒストグラムの完成

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