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数学記号の読み方と変換方法

Word やテキストドキュメントなどで文章を書いていて ∀ や ∈ , ∬ などの 数学記号 を記述したいときがありますよね。しかし、
「∀ なんて数学記号、読み方全然知らないし、いったいどんな文字を入力すれば変換できるんだよ!?」
と頭を抱えることもあるかもしれません(ちなみに正解は「すべて」)。

数学記号の正しい読み方を知っていたとして、それをそのまま入力しても変換候補が表示されるとは限りません。たとえば、「ふくむ」と入力しても ⊂ や ∋ に変換してくれるわけではありませんし(正解は「しゅうごう」)、「だぶるいんてぐらる」と入力したところで、二重積分記号の ∬ に変換してくれるわけでもありません(正解は「せきぶん」もしくは「いんてぐらる」)。なので、パソコンでどんなふうに入力すれば変換候補が表示されるかもあわせて掲載しておきます。

数学記号の読み方と変換方法

よく使用される数学記号の変換方法の一覧を載せておきます。一番右端にあるのが変換するときに入力する全角文字です。ただし「+」や「=」など、変換なしでそのまま入力できる記号や環境依存文字は省いてあります。ちなみに、あらゆる数学記号は すうがく という入力から変換候補を表示できるので、迷ったときは「すうがく」と入力して探してください。

数学記号 読み方 入力する文字
全ての、任意の すべて、しゅうごう
存在する そんざい、しゅうごう
元として含まれる しゅうごう
元として含む しゅうごう
真部分集合、含まれる しゅうごう
真部分集合、含む しゅうごう
部分集合、含まれる しゅうごう
部分集合、含む しゅうごう
積集合 しゅうごう
和集合 しゅうごう
および、合接 しゅうごう
または、離接 しゅうごう
ゆえに ゆえに、てん
なぜならば なぜならば、てん
でない、否定 ひてい、のっと
± プラスマイナス ぷらすまいなす、ぷらまい
ニアリーイコール =、きんじ、いこーる
ノットイコール =、いこーる、ふとうごう
小なりイコール <、しょうなり、ふとうごう
大なりイコール >、だいなり、ふとうごう
合同 ごうどう
右矢印 やじるし、みぎ
左矢印 やじるし、ひだり
右矢印 やじるし、みぎ
両矢印 やじるし
上矢印 やじるし、うえ
下矢印 やじるし、した
比例する ひれい
相似である そうじ
ルート、平方根 るーと
Σ シグマ、総和 しぐま
インテグラル いんてぐらる、せきぶん
ダブルインテグラル いんてぐらる、せきぶん
デル、パーシャルディー でる
デルタ でるた
Δ デルタ でるた
ナブラ なぶら
かく

皆さんがパソコンで数学関連の文書を書くときに、ぜひ上の表を参考にして、がんがん数学記号に変換してください。

エクセルや数学に関するコメントをお寄せください

  1. あとりえこばと より:

    【AI連載小説】数学のリズム、エクセルの旋律(27)
    「数学記号の読み方と意味を覚えましょう」
     
    真琴と月子は大学の数学の講義に出席しており、教室では新しいトピックが導入されていました。教授が黒板に記号を書きながら、「今日は論理学の基本的な概念について学びます。まず最初に、この記号『∀』は何と読むかご存知ですか?」と問いかけました。

    クラス全体が静まり返り、真琴と月子も含めて生徒たちが考え込んでいると、教授が続けました。「これは『全称』と呼ばれ、日本語では『すべての』や『どんな~も』といった意味合いで使われます」

    隣に座っている真琴は興味津々でメモを取りながら聞き入り、月子も顔を上げて教授に注目していました。教授が続けて「たとえば、『∀x (x > 0)』は『すべてのxについて、xは0より大きい』と解釈できます。これが論理学や数学の中でよく使われる表現です」と説明すると、真琴は頷きながら理解を深めていました。

    その後、教授が別の記号に移行し、「では次に、この記号『∃』は何と読むか知っていますか?」と問いかけました。月子が手を挙げて「存在します」と答え、教授が「その通りです。これは『存在』を意味します。例えば、『∃x (x > 0)』は『0より大きいxが存在する』という意味合いです」と説明しました。

    講義が進む中で、真琴と月子は新しい数学の概念に興奮し、教授の説明に熱心に耳を傾けていました。この日の講義が、彼らにとって数学の理解を一歩深めるきっかけとなりました。