プログラマとエンジニアの数学 おすすめ参考書

 プログラマさんやエンジニアさんにお薦めしたい数学参考書を選んでみました。

プログラマの数学

プログラマの数学

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 プログラミングに必要な 数学的な考え方 を学ぶ本です。特に文系出身で数学的ロジックを体系的に学ぶ機会のなかった皆さんにぜひお薦めしたい本です。著者の結城浩さんは、かの有名な『数学ガール』というシリーズを執筆されたかたです。本書でも、肩肘張らないやさしい語り口で淀みなくアルゴリズムの組み立て方を説明しています。

 プログラミングと数学は実に密接な関係にあります。たとえば数列という分野に登場する「漸化式」は、(無限・有限の違いを除けば)まさに繰り返し処理のアルゴリズムそのものなのです。ですから理数系の人は初めて「繰り返し処理」という概念に出会ったときも、特に何も意識することなく、その内容を消化して次の段階に進んでしまいます。それはすでに「漸化式」という「繰り返し」のアルゴリズムが脳内に出来あがっているからなのです。また「条件分枝」のアルゴリズムは、数学の「場合分け」そのものであり、やはり理数系の人は大学受験などで何百、何千という難しい数学問題をこなして無意識レベルに定着させているので、こうした概念の会得に全く苦労しません。また確率分野の「順列・組合せ」は「もれなく数え上げる」というアルゴリズムに相当しますので、やはり理数系の人は、こういう考え方に慣れています。

 とはいえ、これは単に「これまでトレーニングを積んできたのか否か」ということですから、別に文系だから身につかないということもありません。特に本書は1冊で効率よく「プログラミング数学」を学ぶことができるので、文系の皆さんは時間のある時に手に取ってみてください(プログラミング上達のためには、どこかで1度はこういう系統の本を読んでおく必要があります)。ちなみに「ハノイの塔」や「ケーニヒスベルクの橋渡り」といった問題は、パズルとしても純粋に面白いですよ。
 

これだけはおさえたい 文系プログラマーの数学知識

これだけはおさえたい 文系プログラマーの数学知識 基礎の基礎 (プロフェッショナル「確実」養成講座)

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 文系プログラマさん向けに書かれた数学の本です。数学という言葉を聞いただけで、文系出身の人は踵を返して逃げ出してしまいたくなるかもしれませんが、この世界でやっていこうと思うなら、やっぱりどうしても最低限の数学知識は必要になります。といっても本書には難しいことが書かれているわけではありません。難問を解く必要もありません。プログラミングに最低限必要な数学知識のエッセンスをぎゅっと詰めこんで、基礎知識を効率よく習得できるように解説してくれます。ここで学んだことは、必ずあとになって実を結ぶことになります。焦らずじっくり土台を築いてください。
  

プログラマ脳を鍛える数学パズル
 シンプルで高速なコードが書けるようになる 70 問

 今回紹介する本は プログラマ脳を鍛える数学パズル(増井敏克/翔泳社) です。

プログラマ脳を鍛える数学パズル シンプルで高速なコードが書けるようになる70問

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 本書は日々の多忙な業務に疲れ切ってしまったプログラマーさんたちにおすすめしたい本です。「ただでさえ仕事でうんざりするほどコードを書いているのに、余暇にまでプログラムの本なんて読みたくないよ」と思われるかもしれませんが、騙されたと思って手に取ってみてください。本書は遊びながらプログラミングを学ぶ本です。「プログラミングって楽しいな」ていう気持ちを再び呼び覚ましてくれる書籍です。遠い昔(遠いかどうかは年齢によりますけど)、最初におっかなびっくりコードを書いて、プログラムが動くのを初めて見たときの、あの感動を思い出させてくれる、そんなノスタルジーを感じさせてくれる本なのです。

 「ちょっとした数学パズルを解きながらアルゴリズムを学んびましょう」というのが本書の趣旨です。もちろん、コンピュータを使わなければ到底解けないような問題が揃っています。たとえば「国名を使ってしりとりしたときに、最も長く続けることのできる順番を見つけてください」というような楽しい問題が満載です。そうやって楽しくパズルを解きながら、いつの間にかアルゴリズム脳が磨かれて、洗練された高速コードが書けるようになるという、素晴らしい本なのです ...... さすがに言い過ぎかもしれませんが、Amazon のレビューでも高い評価を得ていますから、良い本であることは保証します。

 本書は問題の正解を Ruby と JavaScript で解説していますが、あくまでその考え方(アルゴリズム)を中心に記述されているので、現職のプログラマーさんであれば、得意の言語にすぐ応用できると思います。Ruby のコード自体も、ネットなどでちょこちょこっと基礎を学べば、読みこなせるレベルです。なので「私は Ruby を知らないから」と敬遠せずに、ぜひ本書のパズルに挑戦してみてください。
 実は本書に載っているのは、かの有名な CodeIQ というサイトに載っているパズルの問題と、その解答なのです。サイトには正解が載っていませんから、「解けなかったけど、どうしても気になる」という人はぜひ本書をご覧ください。
 

その数式、プログラムできますか?

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 原題は From Mathematics to Generic Programming(数学からジェネリックプログラミンへ)。そのタイトル通り、数学の基礎からじっくりと丁寧に解説し、ジェネリックプログラミング(特定のデータ形式に依存しない汎用プログラミング)の概念の理解へつなげます。プログラミングとは突き詰めれば数学(情報数学)に辿り着くことを実感できる一冊です。

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