TOMAC 数学能力検定

 TOMAC(数学能力検定) という試験があるのをご存知でしょうか? いえ、私もつい先ほど初めて知ったんですけどね。一般によく知られた数検(実用数学技能検定/日本数学検定協会)とは全くの別物です。 TOMAC (Test of Mathematical Competence) とは、数理検定協会が実施する数学・算数能力検定のことです。
「んん? なんか英語の TOEIC と似てない?」
と首を傾げるかもしれません。そう、この TOMAC は TOEIC と同じく 1 ~ 1000 のスコアで受験者の能力を測るのです。しかも数学なのに何故かリスニング試験まであったりします。おや? 誰ですか?
「なんか、あやしー」
とか思った人は? 怪しくありません! 確かに私も最初はそう思いましたけどね、試験方式は確かにユニークなので、1回ぐらいは話のタネに受けてみるのもいいかもしれません。
 

8つのグレードに分かれています

 能力はスコアで測るのですけど、 TOEIC と違って全員が同じ試験を受けるわけではありません。だって、小学生の読む試験問題に大学生用の問題が載っていたら混乱するだけですからね。だから試験は学力レベルごとに8つのグレードが用意されているのです。このへんのシステムが微妙に完成度が低いのです( ← 今回は無茶苦茶なことばかり言ってる)。各グレードは

 AI・AII・AIII 小学生レベル
 BI・BII 中学生レベル
 CI・CII・CIII 高校生レベル
 D 大学生レベル

のようになっています。グレードが上がるごとに最高点が増してゆき、1000 点をとるには D の試験を受けるしかありません(検定料が 6000 円もかかる)...... 。
 

リスニング問題

 リスニング問題の内容自体は確かにユニークで面白いです。とある夫婦の会話を聞いて状況を把握し、バスとタクシー、どちらで帰ったほうが安くなるのか、というような実際的な計算を行います。紙に問題が書いてある場合と違って、1度で問題を理解しなければいけないので、集中力が要求されるテストですね。
 

潜在能力問題

 潜在能力問題は学年によらない数学能力というか、頭の柔らかさを試される問題です。予備知識を必要としない算数パズルのような問題が出題されます。
 

計算・図形・文章問題

 計算・図形・文章問題がいわゆる普通の数学試験です。「ところで一番上のグレード D(大学生レベル)の出題範囲はどんなかなー」
と思ってサイトを調べてみると、思わず「ひょ!?」となりましたよ。

 • 集合・写像・論理
 • 線形代数学  •微分積分学  • 微分方程式
 • 代数(群、環、体)  • 位相  •関数論  •関数解析
 • 積分論  • 確率、数理統計
 • 幾何(アフィン空間、ユークリッド空間、テンソル、曲線、曲面)
 •プログラム、アルゴリズム

 関数解析? テンソル?
 理工学部2年生までの講義内容を確実に消化していないと、まず解けない問題です。確かに、この問題を作るには専門知識いるし、手間かかるだろうし、検定料 6000 円かかるのも仕方ないのかもしれません。こういうサイトで情報を提供している身としては、1度ぐらいは受けてみようかなあと思ったりもするのですが、変な点数とって私が馬鹿であることがばれて、読者さんに
「なーんだ。こんなサイトに来るのはよそう」
と思われてアクセスが急減したらいやだなあ ...... なんて、あれこれ迷っています。

 ≫ 数学よもやま話メニュー

スポンサーリンク
末尾広告
末尾広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください