Excel 不確定性原理と量子力学と経験則

書きかけて、やっぱりやめた断片的な文章を放り込んであるページです。
要するにボツ原稿の溜まり場です。
ここに迷い込んでしまった人は他のページへお越しください。

不確定性原理

 不確定性原理の数式自体はとても簡単です。
 ここは数学サイトでもありますから、ちょっと書いておきます。
 面倒だと思う人は、ここは読み飛ばしてしまってください。

Δx Δp ≧ h/2

 p は運動量で古典力学でいうところの p = mv (運動量 = 質量 × 速度)に相当するものです。Δp, Δx は粒子の運動量と位置のとりうる範囲です。つまりこの値が小さいほど、運動量や位置が正確に決まっていることになります。h はプランク定数といって、とても小さな定数です。まあ何にしろ、これ数学だったら簡単ですよね。ただの不等式です。数学らしくちょっと変形してみると、

Δx ≧ h/(2Δp)

 Δp → + ∞ ならば、 Δx ≧ 0 となります。
 逆に Δp → 0 ならば、 Δx ≧ ∞ となるわけです。
 数学ならば高校レベルの演習問題ですし、こうして変数を自在に動かすことに違和感を覚える人なんていないでしょう。しかしこれが物理学となると Δx や Δp をただの無機質な変数として扱うわけにはいきません。特に Δp → + ∞ とか Δx → + ∞ なんてやると、「おいおい、ちょっと待て!」と言いたくなるのです。数学屋さんは「別にいいじゃん」と思うかもしれませんが、物理屋さんは変数に対して愛があるのです。「 Δp → + ∞ とはつまりどういうこと???」と頭を悩ませます。
 

経験則とは無縁です

 私自身が学生時代に初めてこの理論を学んだ時は本当に頭を抱えました。それまで学んでいた物理学では(つまり古典力学においては)、ボールから手を離せば地面に落ちるといった実体験で得た感覚(経験則)と理論の間に隔たりはありませんでした。感覚でとらえていたものを定量化する、それが物理学だと思っていたのです。しかし量子力学では、そのような経験則とは全く無縁のものです。私たちは生まれてからずっとマクロの世界で生活しているので、ミクロの世界の常識を全く知らずに育っているのです。
 

最初に遊んだプログラミング言語

 ちなみに私が子供の頃に最初に触った言語は Basic です。VB でも VBA でもありませんよ。その昔、Basic という言語があって(今でもありますけど)、多くのプログラマーさんたちは、最初にそれを触ってプログラミングの道へ進んだものなのです。今どきの人はいきなり Java から始めちゃったりするでしょ? よく知らないけど。私はその頃から数学が好きだったので、簡単なコードを書いて、ぐるりと円を描いてみました。

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