数学史と科学史 おすすめ書籍

 数学と科学の歴史を楽しく学べる本 をまとめて紹介します。

Oxford 数学史

Oxford 数学史

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 数学史といえば、ほとんどの書物において、ガウスやフェルマー、オイラーといった偉大な天才数学者たちの生い立ちや発見といった記述が中心となっています。しかし本書はそうした有名人物だけでなく、視野を世界中に広げて、数学に貢献した多くの無名人物たちにも光を当てます。また時代ごとの思想潮流や教育制度といった社会文化的視点、さらには人類学や言語学なども取り入れて「人類にとって数学とは何か?」という壮大なテーマに挑んでいます。
 数学史家だけでなく、各分野において研究の最先端を走る著者たちの活力溢れる記述が読者を数学世界に引き込みます。
 

発見と創造の数学史(情緒の数学史を求めて)

発見と創造の数学史: 情緒の数学史を求めて

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 数学は徹頭徹尾、隙のない論理によって構成された堅牢なる知の建造物です。しかし一方で、その根底には絵画や音楽にみられるような、人の心を揺さぶる柔らかな美があるからこそ、多くの数学者たちを魅了してきたのです。本書では「知」ではなく「情」のほうに光を当てながら、ガウス、オイラー、リーマン、アーベル、岡潔といった創造者たちの胸の奥に秘められた「感性」に迫ります。
 

ビジュアル数学全史(人類誕生前から多次元宇宙まで)

ビジュアル 数学全史――人類誕生前から多次元宇宙まで

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 定理の発見や数学者の人物像などを年代順に並べた辞典です。1 ページ 1 項目、全部で 250 項目が収録されています。ぱらぱらとページをめくりながら、美しい写真を見ているだけでも楽しい気分になれます。
 

数学史の小窓

数学史の小窓

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 古代ギリシア時代から現代まで、各時代の数学者たちの波乱万丈な人生をいきいきとした文体で綴った学問史です。1つ1つの話題に数学史研究によって明らかにされた新しい事実も散りばめられています。第 12 章の「和算の輝き」では、万葉集に登場する「九九」や、鎌倉時代の「数学遊戯」など、江戸時代以前の和算にも触れているので、和算の歴史に興味のある人にもおすすめです。
 

数学をつくった人々

数学をつくった人びと〈1〉 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

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 数学史の本としては、もはや古典ともよべるほど有名な E.T.ベルによる著書 (原題は MEN OF MATHEMATICS) です。古代ギリシアの哲学者ツェノン、エウドクソス、アルキメデスに始まって、19 世紀の数学者ポアンカレまで、数学に大きな貢献をした人物をピックアップして載せています。20 世紀の人物が載っていないことを意外に思われるかもしれませんが、それもそのはず、(『ツェノンからポアンカレにいたる大数学者の生涯と業績』という副題のついた)原書が出版されたのは 1937 年のことです。それほど古い時代に出版された本が、いまだに多くの数学好きな人々に読み継がれているのは、やはり名著である証拠だといえます。さて、本書に登場する数学者たちはどのような「選考基準」をパスしたのでしょうか? 著者 E.T.ベルは序論でその基準についてはっきりと述べています。

 ① 現代数学にたいして重要な業績を残したこと
 ② 生涯と性格が魅力的であること

の2つです。そして複数の有力候補があったときは、① よりも ② を優先したと述べています。ですから本書に登場する人物は波乱万丈な生涯を送った人が多く(決闘で命を落とした有名な数学者もいます)、それが読み物として非常に面白いものとしているのです。ちなみに文庫版1巻のあとがきは数学者の森毅さんが執筆され、その中で「ベルの本に資料的価値を求めるのは野暮。数学少年に夢を与える本」とおっしゃられています。ですから本書はあくまで「読み物」として楽しんでください。

 ≫ [Amazon] 近世数学の歴史(微積分の形成をめぐって)
 ≫ [Amazon] ユークリッド原論とは何か(2千年読みつがれた古典)

プリンキピアを読む
(ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?)

プリンキピアを読む―ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか? (ブルーバックス)

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 理工学部に進まれた学生さんは、その専攻分野に関わらず、1年生の時に必ず『ニュートン力学(古典力学)』を学びます。でも教科書に載っている『ニュートン力学』というのは、ニュートン以降の人々が解析学を用いて極限まで洗練させたものであって、ニュートン自身がそのように記述していたわけではありません。
 彼は自身の研究成果を『プリンキピア』という著書に書き残しましたが、そこでは「重力とは何か?」、「惑星はなぜ楕円運動をするのか?」ということが図形をふんだんに用いて幾何学的に説明されています。その内容は当時においてはもちろん、現代の読者にとっても極めて難解なもので、ニュートンの思考過程をたどることは容易ではありません。本書はその難解な『プリンキピア』を少しでもわかりやすく解説しようという試みがなされていますが ...... それでもまだまだ難しいです。とはいえ科学史に興味のあるかたならば、一度は目を通しておいてもよいかもしれません。内容がわからなくても、当時の科学の雰囲気に触れることはできます。
 

数学は歴史をどう変えてきたか(ピラミッド建設から無限の探求へ)

数学は歴史をどう変えてきたか: ピラミッド建設から無限の探求へ

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 太古の時代から、人類は宇宙に普遍的な秩序があることを感じていました。「自然界を司る法則を見つけたい」という欲求が数学という学問を創造します。ユークリッドやアポロニウスは幾何学を研究し、アル = フワーリズミーはアラビア数字による記述を採用して代数学を発展させます。ニュートンは自然界の法則が数学の言葉で表されることをはっきり示しました。やがて数学は無限という究極的な概念を操ることにさえ成功し ...... とまあ、続きは本書を読んでください。過去 4000 年間にわたる人類の知の歩みを体感できる一冊です。
 

科学の発見

科学の発見 (文春e-book)

 ワインバーグ=サラム理論(電弱統一理論)でノーベル物理学賞を受賞したワインバーグ氏が、テキサス大学の教養学部課程向けの講義ノートをもとに綴った本です。といっても、本書は難解な物理の専門書ではなく「物理学史・科学史」です。ギリシャ時代の自然哲学は科学ではなくポエムであるとか、アリストテレスやプラトンが(現代の基準に照らし合わせると)いかに間違っていたのかを遠慮なく批判しながら、「観察・実験・実証」を柱とする近代科学が成立するまでの過程を記述しています。
 

マンガおはなし数学史

マンガ おはなし数学史―これなら読める!これならわかる! (ブルーバックス)

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 上に紹介してきた本の紹介文を読んで「数学とは真摯な知の積み重ねによって発展してきたのだなあ」と感心してくださる方もおられるかもしれませんが、歴史には色々な側面があるものです。たとえば「確率論」は「サイコロ賭博で儲けてやるわい」という欲望から始まった分野ですし、「図形の代数的処理」は「大砲の弾を少しでも遠くに飛ばせ!」という軍事的要求から生まれたものですし ...... まあ、色々ですよね。本書には、そういうちょっと「不真面目な数学史」が載っているので、暇な時にぱらぱらめくって気楽に読んで笑ってください。

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