相加平均と相乗平均
よく知られた相加平均と相乗平均の関係です。2 数、3 数に関する公式はよく目にすると思います。正の数
(1) については
相加・相乗平均の関係は一般に
【相加・相乗平均の関係の証明】(3) の証明にはマクローリン級数から得られる不等式
とおくと、
が得られます。すべての
すなわち
が成り立ちます。定義より
となることが示されました。また不等式
すなわち
が等号成立の条件となります(証明終)。
相加・相乗平均の関係は有名ですが、さらに相乗平均と調和平均の間に
の大小関係があることが知られています。
【証明】
が成り立ちます(等号成立は
となります。(証明終)
相加平均も含めた大小関係は
となります。
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