正規分布
正規分布の確率密度関数
正規分布(normal distribution)とは
で定義される確率分布のことです。ここに
どちらも平均値
正規分布の累積分布関数
正規分布曲線を
を正規分布の累積分布関数とよび、確率変数が
上図において赤い部分の面積は
で与えられることになります。正規分布の累積分布関数 F(x) は初等関数で表すことはできませんが、Excel では後述する NORM.DIST関数によって簡単に計算することができます。
標準正規分布
平均値
において確率変数を
のように変換したとき(標準化変換)、変数
という平均
すると
と計算されます。確率変数を X に戻すと
となります。これは平均のまわりに
と計算されます。
つまり変数のほとんど全て (98%) が平均から
【Excel】正規分布と累積分布関数
Excel には正規分布と累積分布を計算するために
NORM.DIST(x,平均,標準偏差,関数形式)
という関数が用意されています(2007 以前のバージョンでは NORMDIST関数)。4つめの引数によって、正規分布(関数形式=0)か累積分布関数(関数形式=1)を選ぶことができます。たとえば、ある試験が実施されて平均が
=NORM.DIST(70,60,15,1)-NORM.DIST(50,60,15,1)
によって計算できます。その値は 0.495 なので、受験生の約半数がこの範囲内に収まっていることがわかります。また Excel には標準正規分布を計算する
NORM.S.DIST(x,関数形式)
も用意されています。変数が
=NORM.S.DIST(1,1)-NORM.S.DIST(-1,1)
によって計算できます。0.6827 という値が返ってくるはずです。
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