合成関数の微分公式
微分可能な関数
これは 鎖の法則 (chain rule) とよばれ、微積分全体にわたって大きな威力を発揮する公式です。
【合成関数の微分公式の証明】
のように書くことができます。
が導かれます。いくつか計算例を見てみましょう。
となります。
となります。
逆関数の微分公式
一価単調連続関数
によって計算できます。
【逆関数の微分公式の証明】
合成関数の微分公式 (1) を用いて (2) を証明することができます。
ここで
となります。すなわち
となります。例として、
のように書き直せるので、公式 (2) より
というよく知られた公式が得られます。この微分計算は証明過程で行ったように「両辺を微分する」という方法で行うこともできます。
ここで
となるので、
というように同じ結果が得られます。
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