数学的帰納法
次のような漸化式の一般項
漸化式の解き方を知っている人にとっては簡単な問題ですが、今はそれを知らないとして、とりあえず
これをじっと眺めてみると、勘の良い人は
という形になっていることに気づくかもしれません。「もしかすると一般項は
のようになっているのではないかな?」と予測できます。しかし、これはあくまで予測に過ぎませんから、きちんとした形で証明しなくてはなりません。そこで、ある
が成り立っていると仮定して、その次の
となって、
が成り立っていることを確認したので、次の
が成り立つことが証明されました。このような証明法を数学的帰納法(mathematical induction)とよびます。数学的帰納法は数列のみならず、数学の様々な定理の証明に用いられる、とても強力で使い勝手の良い証明法です。数学的帰納法の一般的な定義をまとめると
(1)
(2)
という2つの事柄を満たせば、命題
よく知られた自然数の和の公式
を数学的帰納法で証明してみましょう。
(1)
(2)
が成り立っていると仮定すると、
となって、やはり等式は成立します。(1), (2) より、
は任意の自然数
最後に数学的帰納法の不等式への適用例をみてみましょう。命題
を証明してみます。
(1)
(2)
が成り立つと仮定すると、
となって、これも成立しています。(1), (2) より、の
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