確率密度
確率変数
をとるとき、
と表すことにします。これを全ての実数
を 確率密度関数 (probability density function) あるいは単に 確率密度 (probability density) とよびます。本来なら値をもたない
となります。つまり 6 個の点のみで 1/6 という値をもち、その他の全ての
確率の和は 1 なので確率密度には
という条件が付きます。
累積分布関数
確率変数が離散的な値をとる場合
確率変数
を定義します。これを分布関数 (distribution function)、あるいは 累積分布関数 (cumulative distribution function) といいます。たとえばサイコロを 1 回投げて出た目を確率変数
サイコロの出る目が 3 以下になる確率は
で与えられますが、
が成り立ちます。確率変数が
によって与えられます。
確率変数が連続的な値をとる場合
確率変数
となるような関数を確率密度
を満たしています。
で求めることができます。また
となります。
ルーレット
下図のようなルーレット盤があるとします。
針が
という形になっているはずです(
から
と書けるので、確率密度は
であり、分布関数は
で与えられます。
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