【Excel】常微分方程式の数値解
微分方程式の数値解を計算するための初等的なメソッドの一つに、オイラー法があります。オイラー法とは、ある関数
右辺は
と近似します。
と書き直せます。初期値
例として、微分方程式
の数値解を求めてみましょう。オイラー法では
で近似計算することになります。まず下図のようなシートを作ります。
セル C43 には先ほど記入しておいたセル F3 の初期条件を絶対参照して
=$F$3
と入力します。セル C42 には
=C43+B43*(1-C43)*(-0.1)
という数式を入れてセル C3 までコピーします。セル C44 には
=C43+B43*(1-C43)*0.1
と入力し、右下隅をダブルクリックして行末まで数値を埋めます。入力されたデータ範囲を選択して [挿入] 、[散布図] 、[散布図] の順に選択すると次のようなグラフが表示されるはずです。
今度は
次は初期値を
この微分方程式の理論解は初期値を用いて
と表せて、
≫ Pythonのサイトでもオイラー法による数値解を扱っています
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