既約剰余系
とします。この集合の要素の中から
オイラーの定理
となります。この中の要素を
なる
すなわち
これは偶然ではないことが以下の定理でわかります。
【定理D12:オイラーの定理】
[証明]
とします。ここで
という集合をつくり、
と仮定してみると
となります。
となるはずですが、これは
となるので、集合
は既約剰余系であることになります。したがって
という合同式が成り立つので
ここで
すなわち
が成り立ちます。(証明終)
法
が成り立つことがわかるということです。気になる人は関数電卓や Excel で計算してみてください。
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