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単調増加と単調減少
関数 が区間 で微分可能、 で であるとします。このとき 平均値の定理 によって
となる が存在しますが、 とおくと
と書き直せます。よって
が成り立ちます。つまり は区間 で単調増加であることがわかります。同じように であるとき は単調減少です。 ならば は 定数です。
極大値と極小値
関数 が区間 で連続であるとします。

区間内の点 において十分に小さな正数 について
が成り立つならば は で極大であるといい、 を極大値とよびます。同じように
が成り立つとき は で極小であるといい、 を極小値とよびます。極大値と極小値をまとめて極値とよびます。
極値をとるための必要条件と十分条件
が区間 で微分可能であり、区間内の点 で が極大となるならば、小さな正数 に対して
が成立します。つまり の極限で が成り立ちます。同様に が極小となるときも です。以上まとめると極値について次の必要条件がいえます。
が で微分可能であり、かつ極値をとるならば
が成り立つ。
これはあくまで必要条件ですから逆は成立しません。たとえば を微分すると です。確かに で導関数は 0 になっていますが、 ですから は全区間で単調増加関数です。ゆえに で極値となってはいません。
次は極値となるための十分条件を調べます。 が点 の近くで微分可能で とし、
であるなら は
であるということです。つまり点 を境に減少から増加へ転じているので、 は極小値です。同様に
であるならば、 は
となって は極大値となります。以上まとめると
であり、 の前後で
[1] の符号が正から負に変わるなら は極大値
[2] の符号が負から正に変わるなら は極小値
という極値の十分条件が得られます。
極大・極小の判定
上の方法を使っても極値を判定することはできますが、2 階微分を使ってより簡単に判定する方法もあります。

関数 が点 の近くで微分可能で であり、 が を含む区間で連続であるとします。
(A) のとき は単調減少します。 なので、
となります。よって、この場合 は極大値です。
(B) のとき は単調増加します。 なので、
となります。よって、この場合 は極小値です。
より直感的に捉えるなら、上の図に示したように、極大値の近くでは接線の傾きが減少し、極小値の近くでは接線の傾きが増加します。以上まとめると
関数 が を満たし、 が を含む区間で連続であるとき、
となります。
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