エクセルで指数(べき乗)計算します

 数学では x2 や ex のような計算は頻繁に登場するので、エクセルで数値計算する場合はその記述法を知っておく必要があります。その方法は何通りかあるので、できることなら状況に応じて使い分けられるようにしてください。
 

キャレット

 最も一般的に使用されるべき乗は算術演算子の「^」(caret) です。元々は校正で脱字の挿入に使われていた記号です。エクセルで 2 の 5 乗を計算したいときはセルに

=2^5

と入力します。セル A1 に入っている数値を 2 乗するときは

=A1^2

と記述します。

計算例① 7 の平方根

 7 の平方根は 71/2 と考えて

=7^(1/2)

と入力すると 2.645 ... という値が返ります。あるいは

=7^0.5

としても同じです。

計算例② 1/5 の 3 乗

 1/5 の 3 乗は 5-3 とみて

=5^-3

と入力します( 0.008 が返ります)。少し見づらいので、

=5^(-3)

というように () で括っておいてもよいかもしれません。
 

EXP関数

 自然対数の底 e (ネイピア数)のべき乗を計算するときは

=EXP(数値)

と入力します。数値に 1 を指定して

=EXP(1)

と記述すると e の値 (2.718 ......) が得られます。

=EXP(1/2)

とすると e の平方根 1.648 ... が返ってきます。
 

SQRT関数

 数値の 1/2 乗、すなわち平方根に限っては SQRT関数を用いることもできます。

=SQRT(5)

と入力すると 2.236 ... という値が返ります。
 

円周率の平方根

 SQRTPI関数は

=SQRTPI(数値)

のように記述し、[指定した引数 × 円周率] の平方根を計算します。

=SQRTPI(2)

と入力すると 2πの平方根を計算し、2.506 ... という値を返します。
円周率の平方根を求めるには

=SQRTPI(1)

と記述します。 1.772 ... という数値が得られます。
 

POWER関数

 演算子の代わりに POWER関数を用いてべき乗を計算することもできます
 POWER関数は

=POWER(数値,指数)

のように記述します。たとえば 3 の 2 乗を計算したいときは

=POWER(3,2)

と入力します(もちろん 9 が返ります)。 POWER関数を使う利点はやはり計算式を見やすくするということです。たとえば演算子だけで

=A1^2*5^(0.2)*cos(A1)

のように複雑な数式を書くと非常に見づらいですが、

=POWER(A1,2)*POWER(5,0.2)*cos(A1)

とすれば、どのような計算をしているのかをすぐに読み取ることができます。

計算例④ 11 の 3 乗根

 11 の 3 乗根を計算するには

=POWER(11,1/3)

と入力します。 2.223 ... という数値が返ります。

計算例⑤ sin60° の 2 乗

 sin60° の平方は

=POWER(SIN(RADIANS(60)),2)

というように記述します。まず RADIANS(60) で 60 °を弧度法のラジアンに変換し、SIN で正弦値を求めて最後に 2 乗しています。 0.75 という値が返るはずです。

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