畳み込み積分(Convolution Integral)
関数
によって定義される積分を畳み込み積分あるいは合成積といいます。「*」は掛け算ではなく、右辺のような積分を計算するという意味の記号です。畳み込み積分は
が成り立ちます。
【畳み込み積分が可換であることの証明】畳み込み積分の定義式
において
となって畳み込みの可換則が証明されました。
畳み込み積分定理
畳み込み積分はとてもきれいな形で フーリエ変換 されます。
とすると、畳み込み積分
のフーリエ変換は
となります。また
と定義すると、
となります。(C) と (D) を畳み込み積分定理とよびます。
【畳み込み積分定理の証明】畳み込み積分
をフーリエ変換すると
ここで
となって (C) が証明されました。(D) も同じように証明できるので、ここでは省略します。
エクセルや数学に関するコメントをお寄せください