新しい章に入ります。この章では主に平方剰余を扱いますが、その準備として
次合同方程式
数論における
というように次数が1つ落ちて
ラグランジュの定理
ラグランジュ (Lagrange) はフランスの数学者・物理学者です。物理を学んでいる人であれば、ラグランジュ点やラグランジアンなどでお馴染みですね。その扱う分野の幅広さから、彼の名を冠した定理はあちこちで見かけますが、数論にも「ラグランジュの定理」があります。
合同方程式の根はまったく存在しないかもしれないし、あるいは
[証明] 数学的帰納法で証明します。
となり、
という合同方程式を考えます。このとき根が1つもないならば定理は成り立ちます。もし1つ以上あって、そのうちの1つを
が成り立ちます。ここで
とおくと、合同方程式は
となります。
となるので、合同方程式の左辺から省くことができて
上の合同方程式が
すなわち
の根であるということです。仮定により
の因数分解
ラグランジュの定理を用いて
が常に成り立ちます。
がすべて成り立つことになります。ラグランジュの定理によると、
のように因数分解することができます。
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