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max(a,b),min(a,b):小さくない数と大きくない数

小さくない数と大きくない数

整数 a,b があって、小さくないほうの数max(a,b) , 大きくないほうの数min(a,b) と表すことがあります。たとえば
max(5,9)=9,min(17,8)=8
となります。この記号は大きい数、小さい数を表すものではないことに注意してください。a=b という場合があるからです。つまり
max(a,a)=a,min(a,a)=a
となります。max(a,b),max(a,b) については他にも次のような公式が成り立ちます。
(1)max(a+c,b+c)=max(a,b)+c(2)min(a+c,b+c)=min(a,b)+c(3)max(a,b)=min(a,b)(4)min(a,b)=max(a,b)
【証明】いずれの式も ab について対称なので、ab として証明します。

(1) a+cb+c なので
max(a+c,b+c)=a+cmax(a,b)+c=a+c

(2) a+cb+c なので
min(a+c,b+c)=b+cmax(a,b)+c=b+c

(3) ab すなわち ab なので
max(a,b)=bmin(a,b)=b

(4) ab すなわち ab なので
min(a,b)=amax(a,b)=a
(証明終)

どの公式も具体的な値を入れてみれば、ごく当たり前のことです。たとえば
max(10,15)=max(0,5)+10=5+10=15max(4,8)=4=min(4,8)
のようになります。

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