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【Excel】割り算(除算演算子,QUOTIENT,IMDIV)

【Excel】除算 (割り算)

エクセルにおける除算(割り算)の方法をまとめておきます。コンピュータにおける除算は非常にデリケートな取り扱いが必要になります。除算演算子などの使い方に加えて、エクセルでどのように小数点以下の桁数が処理されているかなど、中級以上のユーザーさん向けの内容も含んでいます。

【Excel】除算演算子

Excel では、除算演算子「/」(スラッシュ)を用いる除算がもっとも一般的です。たとえば

=10/2

と入力すると 10 を 2 で割って 5 を返します。セル A1 の値をセル B1 の値で割るときは

=A1/B1

のように記述します。割り切れない場合は最大で 15 桁に達するまで小数点以下の数値を返します。数学において「1÷3」は小数点以下に 3 が無限に並ぶ循環小数ですが、エクセルで

=1/3

と入力するとセル幅やセルの書式設定などに応じて 0.3333 や 0.333333 などが表示されると思います。ただしこれは計算した数値の一部分を表示したものにすぎません。実際の値を確認するには、セルを右クリックし、[セルの書式設定] ⇒ [数値] の順に選択し、[小数点以下の桁数] を「16」に設定します。セルには「0.3333333333333330」という値が表示されるはずです。先頭の 0 と末尾の 0 を取り除いた桁数は 15 桁となっています。セルの設定はそのままにして、上の値に 1 を加えた場合、つまり

=1+1/3

と入力した場合は「1.3333333333333300」となります。末尾の 0 が1つ増えていますね。先頭の 1 から数えた桁数はやはり 15 桁となっています。

【Excel】QUOTIENT関数

小数点以下を必要とせず、単に割り算ののみを必要としているときは QUOTIENT関数 を使います。QUOTIENT関数は

=QUOTIENT(分子,分母)

の形で記述します。たとえば

=QUOTIENT(9,2)

なら「9÷2」の商である「4」を返します。2つめの引数(割る数)に 0 を入れると「#DIV/0」( 0 で割ってますよ!) というエラーが表示されます。

[注] Excel 2003 以前のバージョンで QUTIENT関数を使用するには「分析ツール」アドインが必要となります。

【Excel】MOD関数

Excel で除算(割り算)の余りが欲しいときは MOD関数 を使います。MOD関数は

=MOD(数値,除数)

のように記述します。たとえばセルに

=MOD(11,3)

と入力すると「11÷3」の余りを計算して「2」を返します。2つめの引数に 0 を入力するとエラーになります。

【Excel】IMDIV関数

Excel で複素数同士の割り算をするときは IMDIV関数 を使います。IMDIV関数は

=IMDIV(複素数1,複素数2)

という形で入力します。引数が複素数である場合は必ず “” で括って文字列形式にしておく必要があります。

=IMDIV("5+3i","2+i")

と入力すると 5+3i を 2+i で割って「2.6 + 0.2i」という値を返します。実はこのIMDIV関数は引数に普通の数値を指定することもできます。つまり実数同士の除算関数として使用することもできるのです。たとえば

=IMDIV(17,4)

とすると「4.25」を返してきます。

#DIV/0!エラーに注意

「0で割ってはいけない」というのは数学において絶対的な規則の1つですが、それはエクセルでも同じです。

=5/0
=QUOTIENT(5,0)
=MOD(5,0)

これらの記述は全て「#DIV/0!」(0で割っていますよ!)というエラーを返してきます。1つの数式を扱う場合にはすぐに気づきますが、オートフィルなどでたくさんのセル同士の割り算を同時に実行したときに、こうしたエラーが紛れ込んでいることを見逃す危険性もあるので注意が必要です。

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