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【算数】11で割ると商と余りの数が同じになる自然数

【算数問題31】11 で割ると商と余りの数が同じになります

 11 で割ると商と余りが同じになるような自然数 を全て求めてください。
 
【ヒント】問題の条件に当てはまる数字を1つ見つけてみましょう。

【解答】まずは 11 で割り切れる数 を探してみましょう。
 いちばん簡単な数は 11 自身です。あえて書くなら
 
11÷11=1
です。きっちり割り切れます(当たり前です)。そして割られる数の 11 に 1 を加えて 12 としてみると
 
12÷11=11
となりますね。なので 12 は問題の条件に合う数の 1 つです。もう1つだけ考えてみましょう。 22 もまた 11 で割り切れますね。
 
22÷11=2
 そして 22 に 2 を足すと商と余りの数を同じにすることができます。
 
24÷11=22
 これで法則がわかりましたね。あとは同じように
 
33+3=3655+5=6066+6=7277+7=8488+8=9699+9=108110+10=120
というように数を作っていけば良いのです(途中で 12 の倍数であることに気づけばもっと簡単に計算できます)。しかし、これが永遠に続くわけではありません。 120 については
 
120÷11=1010
となってちゃんと条件に合っていますけど、その次の数
 
121+11=132
については
 
132÷11=12
と割り切れてしまいます。商が割る数を超えてしまっているのです。となると、次は商が 12 で余りが 12 という数を見つけなくてはいけないのでしょうか? そんな数はありえないのです。 11 で割っているのに 12 も余っていたら変です(もしそうなったら計算間違いです)。11 で割ったときは、その余りは 11 より小さくなっていなければなりません。なので 120 までが限界。正解をまとめると
 
12, 24, 36, 48, 60, 72, 84, 96, 108, 120
の合計 10 個ということになります。

【補足】数学的に解くと次のようになります。商と余りを a とおいて
 
N=11a+a=12a(a10)
と書けるので、N12 の倍数です。a10 の範囲で並べると
 
12, 24, 36, 48, 60, 72, 84, 96, 108, 120
となります。

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